「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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奥の細道・平泉のみち

「夏草や 兵どもが 夢の跡」(松尾芭蕉)など多くの文人の句碑が文学散歩にも適しています。また、平泉は12世紀に栄華を極めた藤原氏が築いた東北の都。中尊寺、毛越寺など至る所に平泉の文化財が残っており、平成23年6月に平泉の文化遺産「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺産群―」が世界遺産に登録された歴史ある道を楽しめます。
番号:103017
◆コースの概要/距離:7.9km、所要時間:160分、高低差:-m
◆コースの起点/地名:平泉駅、最寄駅:東北本線 平泉駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km
◆コースの終点/地名:平泉駅、最寄駅:東北本線 平泉駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:無、安全対策:無、近隣の宿泊:有
◆推奨季節/春・夏・秋
◆その他/-
◆コースに関する問い合わせ先/平泉町教育委員会 事務局、電話番号:0191-46-5576





起点 平泉駅
世界遺産に登録された平泉の文化遺産の玄関口であり、駅舎周辺は歴史景観地区に該当している。
0km (0分)
1 無量光院跡
藤原秀衡が建立した寺院。広大な境内地の中心に池があり、その中島に本堂となる阿弥陀堂が建てられていた。建物はすべて失われている。全域が特別史跡指定。世界遺産。
0.3km (6分)
2 柳御所遺跡
遺跡は、奥州藤原氏時代の政庁「平泉館」の跡と想定されている。たくさんの建物跡とともに当時の生活遺物が種類、量とも豊富に出土している。遺跡の修復整備が進められており、史跡公園として開放されている。全域が史跡指定である。
1.2km (24分)
3 高館義経堂
義経逍遥の中心的な存在でもある高館。小高い丘の頂に建つ義経堂は天和3年、仙台藩主伊達綱村が義経を偲んで建立したもの。弁慶が立ち往生した衣川を望み、眼下には北上川が静かに流れている。
0.4km (8分)
4 中尊寺
奥州藤原氏初代清衡が造営した。藤原氏滅亡後、度重なる火災によって、多くの堂塔が消失した中、金色堂だけが創建当初のまま残り、その堂内には奥州藤原氏4代のご遺体が納置されている。境内全域が特別史跡の指定を受けている。世界遺産。
3.9km (78分)
5 毛越寺
奥州藤原氏二代基衡、三代秀衡が造営した。当時の伽藍は中尊寺をしのぐ規模で「吾が朝無双」と称された。当時の堂宇はすべて焼失してしまったが、堂宇や庭園の遺跡が良好な状態で残された。境内に広がる大泉が池は、修復整備され平安時代の浄土庭園のすばらしさを今に伝えている。境内が特別史跡と特別名勝の二重指定を受けている。世界遺産。
0.1km (2分)
6 観自在王院跡
観自在王院は二代基衡の妻が建立した寺院。2棟の阿弥陀堂が池に臨んで建てられていた。建物は皆失われてしまったが、浄土庭園の「舞鶴が池」を中心に遺跡が修復整備されており、境内全域が史跡公園として開放されている。全域が特別史跡・名勝指定。世界遺産。
0.8km (16分)
7 金鶏山
奥州藤原氏によって山頂に大規模な経塚が営まれた信仰の山で「造り山」の異名を持つ。金鶏や埋蔵金の伝説に彩られた山でもある。全域が史跡指定。世界遺産。
1.2km (24分)
終点 平泉駅
駅外観は周囲等の景観等を考慮した上で、茶色を基調とし、外壁面にルーバーを設置している。駅名標は、中尊寺の金色堂をイメージできるように木目調の板に「平泉駅」の金文字をかたどったものとしている。