高齢者の体調管理のためにウォーキングエクササイズを、取り入れる向きは多いようです。横文字で書くとたいそうな印象をもつかもしれませんが、つまるところ散歩をすることとあまり変わりはありません。健康や体調管理に気を付けている方なら、どなたでもいつからでも実践することが出来ます。とはいえ自分にとってどれほどの歩数が、最適なのかは問題です。高齢者のなかにも相当な年齢でもあるにもかかわらず、平気で何十分と歩き続けることが出来る方もいるそう。
あくまで個人的な見聞ですが、早朝3時に起床して6時ごろまで周辺の野山を散策して朝食をたっぷり召し上がるという御仁もいるとのことです。そんなマネは到底できませんが、自分なりにウォーキングエクササイズというほど格好良くいきませんが、天候や気候などがゆるすかぎり、毎日の賛否はここ10年ほど継続しています。はじめたのは雇用延長が終了した頃なので、65歳くらいあたりの年齢でしょうか。健康診断では血圧や血糖値のスコアを指摘されていたので、かかりつけ医のすすめもあって、いわゆるウォーキングをはじめることにしたわけです。ただし主治医に注意されたのは、やりすぎがよくないということ。過酷なコンディションでムリをすれば脱水症状や、熱中症のリスクが高くなるからです。
そこで目安にしたのは、自分が疲れを感じるあたりをベストの距離にするということです。特に太っているわけでもない体型だったので、ある程度は体力にも自身はありましたが、最適解を求めて試行錯誤をしながら最適の距離を探ることにしました。漠然と散歩しているだけでは、具体的歩数などは把握できないので万歩計を装着しウォーキングルートを決めることにしました。今ではスマートフォンの万歩計のアプリを活用していますが、消費カロリーなども表示されるのでモチベーションの維持になります。3000歩くらいだと、あまり疲れることはありません。普段の徒歩を少し長めにしたほどで、身体に負荷を感じるには物足りない感じです。5000歩くらいになると、かなり本格的にウォーキングをしている感覚です。全身が温かくなり、季節によってはかなり汗をかきます。
さらに1万歩くらいになると、これはかなり体に応えます。健康のために1日1万歩を推奨する人もいますが、それは生活動作も合算しての数字です。普段の生活で運動不足にならないことを意識していると、5000歩くらいがウォーキングエクササイズを無理なく継続できる距離だとの結論におちつきました。