「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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新江の桜並木と安田の街並み

春の季節になると、約4.6kmの道をソメイョシノの淡いピンクが彩り、桜のトンネルを楽しめます。若葉や紅葉を遠方に座す「五頭山」を眺めながら移り変わる色の景色を楽しめます。また、越後七不思議「保田の三度栗」の伝説を持つ「孝順寺」と、新潟の大地主・斎藤氏の別邸である「旧角斎藤邸」など、興味をそそられる歴史が生きています。さらに、我が国初の全国地誌『大日本地名辞書』を独力で13年かけて編さんした超人日本歴史地理学者 「吉田東伍」の記念博物館と生家があり、彼の業績について学ぶことができます。
番号:115001
◆コースの概要/距離:4.6km、所要時間:75分、高低差:2m 
◆コースの起点/地名:阿賀野市役所安田支所、最寄駅:-、最寄のバス停:大室・寺社・千唐仁・分田・江端線 安田支所、最寄からの距離:0.1km 
◆コースの終点/地名:阿賀野市役所安田支所、最寄駅:-、最寄のバス停:大室・寺社・千唐仁・分田・江端線 安田支所、最寄からの距離:0.1km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:無、看板・標識:無、安全対策:無、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/春・夏・秋 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/阿賀野市 産業建設部商工観光課、電話番号:0250-62-2510





起点 阿賀野市役所 安田支所
阿賀野市合併前の旧安田町の庁舎がそのまま安田支所として活川されています。ここ安田地区は、品質・強度・耐寒性に優れ、福島県会津若松城にも使川されている「安田瓦」、新潟県酪農発祥の地で、生乳のみを使用して作られる「ヤスダヨーグルト」が有名です。
0.1km (1分)
1 旧角斎藤邸
旧角斎藤邸は、全国に9家あった千町歩地主の1つ、斎藤家の分家です。広い敷地と庭園、それを取り囲む海鼠壁(なまこかべ)の塀や松の大木が当時の繁栄ぶりを偲ばせます。近隣の孝順寺の本堂と境内の敷地は、かつて斎藤家の邸宅であり、特に池泉回遊式の大庭園は見応えがあります。
0.7km (7分)
2 砂山・中南郷地区
新江の桜並木で一番の桜の見所です。用水路両岸に咲き乱れる桜がアーチをつくり、水面に浮かぶ花びらと相まって、地域一帯が淡いピンク色に包まれます。下流に目を向けてみると、そこには桜のトンネルが貫き、美しい限りです。
0.7km (7分)
3 中南郷・上南郷地区
桜の美しさもさることながら、少し山手に目を向けてみると、五頭山がそびえ立っています。五頭山は、標高912mで、小学生からお年寄りまで幅広い年代が登れる山として新潟県の中でも人気があります。春季においては、桜の美しさと五頭山の雄大さを同時に楽しめます。
2.5km (30分)
4 孝順寺
かつて日本有数の大地主であった斎藤家の邸宅を本堂とした浄土真宗のお寺です。寺院の中に「越後七不思議」の1つである「保田の三度栗」があります。親鸞聖人が信徒の捧げた焼栗を蒔いて、仏縁を説いたところ、1年に3度実がなる栗の木が育ったと言い伝えられています。
0.2km (2分)
5 石垣
孝順寺から少し進んだところに、昔ながらの石垣が残っています。石の持つ重厚感が静寂な雰囲気を生み出していて、訪れる人々の気持ちを落ち着けてくれます。終盤に差し掛かったウオーキングでは、クールダウンにもってこいの場所です。
0.3km (3分)
6 吉田東伍記念博物館と 吉田東伍の生家
阿賀野市が生んだ先駆的歴史地理学者「吉田東伍」の功績を伝えるための博物館と生家です。彼は、我が国初の全国地誌と呼んでもよい『大日本地名辞書』を13年かけて独力で完成させました。その数は、単行著作20種45巻、論文300編余にのぼり、一民間人ができる量とは思えないほど膨大なものでした。
0.5km (5分)
終点 阿賀野市役所 安田支所
安田地区には、「安田瓦ロード」や「焼き物」など見どころが溢れています。寄り道しながらお楽しみください。