「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



地域を選択する

標高2,000mの高原へ続く、浅間山南麓・こもろ深沢渓谷の道

「小諸市」にある林道と遊歩道、登山道等を合わせた約11 kmの森の道です。浅間山、千曲川、その河岸に広がる台地や丘陵地など変化に富んだ地形・白然を有している高原都市であり、深沢渓谷を望みながらトレッキングを楽しめます。天然林・人工林・渓流・奇岩といった自然に加え、炭窯跡で山村の文化に触れ、藤村・虚子などの文人との交流も伺い知ることができます。高地トレーニングの地でもあることから「坂のまち」としても知られています。標高差1000mの豊かな自然とともに一日満喫できます。
番号:120009

◆コースの概要/距離:11km、所要時間:330分、高低差:1000m 
◆コースの起点/地名:みはらし交流館、最寄駅:-、最寄のバス停:小諸駅よりタクシー、最寄からの距離:-km 
◆コースの終点/地名:高峰高原ホテル、最寄駅:-、最寄のバス停:JRバス 高峰高原、最寄からの距離:0km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:無、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:無、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/春・夏・秋
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/小諸市 経済部農林課、電話番号:0267-22-1700





起点 小諸市西小諸活性化施設 「みはらし交流館」
「信州小諸グリーン・ツーリズム」の拠点として設置された、ピザづくりやそば打ちなど様々な体験ができる施設。また、周辺の農地を活用して体験農園も開設。地域の住民により管理運営されている。駐車場も十分にあるこもろ深沢渓谷の道のスタートポイントです。

-km (10分)
1 交流館からの眺望
「みはらし交流館」の名のとおり、八ケ岳、蓼科山、アルプスが一望でき、また、天気の良い日は、さらに富士山まで望める見晴らしの良い場所です。

0.5km (20分)
2 糠地集落と民宿
かつて「学生村」として、民宿が20件以上あり、都会の学生を受け入れていた歴史をもつ養蚕が盛んであった集落。100戸足らずの農村集落だが、リンゴ園や、棚田など昔ながらの農村集落の景観と集落内には、現在も民宿が4軒残って営業をしており、穏やかな方々が旅人を温かく迎えてくれます。

2km (30分)
3 水石集落
糠地集落より約2.5kmの山間の標高1,200mの集落。畑には浅間山の噴火による大石が転がり、水のたまる大石「水石(みずいし」が集落名に。地元の方々が「霧下そば」という良質なそばを栽培している。昔は12軒あった集落も現在は4軒のみ。馬と暮らす洋両家のアトリエがあり、事前に連絡しておけば、絵両の見学もできます。
1km (20分)
4 深沢ダム
小諸市に唯一ある深沢川のダム。静寂に包まれた湖面は、きれいな緑色で、秋には、カラマツが黄金色に輝き、湖面に映える紅葉が色鮮やかで絶景ポイントとなっています。

1.5km (40分)
5 水力発電を利用した公衆用トイレ
道の途中に「柳沢」という地名があり、駐車場が整備されている。みはらし交流館から、ここまでは約5 km。 ここまで車での移動も可能で、距離を調整したい方にはおすすめ。設置されている公衆用トイレは、深沢川の水を利用した水力発電により稼働しています。
-km (20分)
6 炭焼窯跡
昭和40年ごろまで使用されていた、先人が山に住み込み、切り出した材から炭をつくっていた窯の跡が道沿いに何基か残っています。

-km (20分)
7 深沢川遊歩道
木のチップが敷き詰められた、歩きやすく整備された森の中の遊歩道。深沢渓谷の森林の中、深沢川の清流に沿って、水の音を聞きながら歩けば、ゆったりと時間が流れます。

2km (20分)
8 ねんぼう岩とびょうぶ岩
弁慶の茶釜が隠されているとの言い伝えがある、高さ約30メートル余の「捻棒」の形をした奇岩と、びょうぶの様に見える切り立った岩壁が相対している。四阿や歩道が整備され、昼食等に休憩場所にもなります。

-km (30分)
9 深沢渓谷と天然林
ミズナラ・ダケカンバ・カラマツの林が広がり、深沢川につながる清流に癒される。標高がだんだん高くなるに従って、さまざまな表情を見せる渓谷の景観が楽しめます。

2.5km (60分)
10 高峰温泉
雲上の露天風呂が有名な、標高2,000mにある温泉宿。昔から「ランプの宿」として営業している宿で、まさに秘湯といえる温泉。日帰り入浴も可能。露店風呂からの絶景が楽しめます。

1km (30分)
11 浅間山麓国際白然学校ビジターセンター
浅間山麓を拠点に白然体験活動を推進するNPO団体の事務所兼ショップ付き休憩施設で浅間山麓の情報発信拠点となっています。センター内には、簡単な食事ができるカフェもあります。ビジターセンターそばには、「花の散歩道」があり、季節ごとの様々な高山植物を楽しむことができます。

0.5km (30分)
終点 高峰高原ホテル
標高2,000m、高原のリソー卜として人気の宿。雲海や新緑のカラマツを見下ろしながら入れる絶景の温泉もあります。夜には小諸の夜景を眺めながら美しい星空を観察できます。