「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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みほの岬(馬着山)自然観察路(伊能忠敬測量の道)

伊能忠敬が測量の起点にした馬着山には、五本松公園から灯台まで日本海、南に美保湾の海越しに大山を眺めながら歩く白然観察路(遊歩道)が整備されています。まず最初に、境水道、中海、京羅木山、嵩山と半円形をした美保関港が見渡せる「関の五本松公園」広場を目指します。ここから馬着山へのハイキングコースが始まります。帰路は県道を美保関港へ30分、情緒豊かな石畳通りを抜けると美保神社前が終点です。

番号:132006

◆コースの概要/距離:7km、所要時間:160分、高低差:210m 
◆コースの起点/地名:五本松公園入口、最寄駅:-、最寄のバス停:美保関線 五本松公園入口、最寄からの距離:0km 
◆コースの終点/地名:美保神社前、最寄駅:-、最寄のバス停:美保関線 美保神社前、最寄からの距離:0km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:無、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/春・夏・秋 
◆その他/雨が降ると滑りやすい。トレッキングシューズの装備が望ましい。 
◆コースに関する問い合わせ先/松江観光協会美保関町支部内 歴史部歴史まちづくり係 、電話番号:0852-73-9001





起点 五本松公園入口
県道2号線を美保関コミュニティバスに乗り美保関港入口である「五本松公園入目」で下車。標識、トイレ有。
1.2km (30分)
1 五本松公園
名高い民謡「関の五本松」の発祥の地。三代目の四本松が初代松跡に隣接して植わっている。野ロ雨情、西条八十の歌碑が立ち、美保湾、大山、弓浜半島、境水道、中海、島根半島の大パノラマが一望できる。4月下旬から5月中旬まで全山ツツジでおおわれる。標識、トイレ有。

0.2km (分)
2 公園山頂広場
広場(周囲120m)までは舗装されているが、ここからは灯台駐車場まで未舗装。ハイキングコースの出発点。休憩所有。
0.1km (10分)
3 御穂社
歩き出して直ぐに「御穂社」があり、「名勝美保の北浦」の標識が建っている。この地点から隠岐諸島が晴れ渡った日には見える。
1km (30分)
4 峠・分岐点
平坦に近い下り坂が続き、30分で峠の分岐点に出る。左は才の港へ、右は仏谷寺へと続いている。同寺は後鳥羽上皇・後醍醐天皇が隠岐島へ配流になった折の行在所。二度同じ場所がなったのは全国に例がない。標識有。

0.7km (20分)
5 馬着山
伊能忠敬は仏谷寺の谷間から登り、馬着山を起点に測量した。「馬着山山頂」の標識がある。旧日本海軍の望楼が置かれていた。日本海、美保湾、眼下には半円形の美保関港が一望できる絶好のポイント。「東屋」休憩所有。
1.3km (40分)
6 美保関灯台
地蔵崎は古代には「御大之御前(みほのみさき)」と称した。明治31年(1898)11月に初点灯した山陰最古の石造灯台。世界歴史的灯台100選の一つで、塀や石垣など全体の構造物が有形登録文化財。地蔵崎の大地そのものがジオサイト。渡り鳥の休憩地点。休憩所、トイレ有。

2.2km (40分)
7 小泉八雲記念碑
ラフカディオ・ハーンこと小泉八雲は明治23年(1890)8月に英語教師として松江に赴任したが、松江、熊本、神戸時代の3度来関、1ケ月以上巡留した。宿泊した「島屋」跡に記念稗が建っている。 トイレ有。
0.2km (10分)
8 青石畳通り
江戸時代後期から大正年間まで百年かけて、緑色凝灰岩を切り出して敷設されたのが青石畳。雨に濡れると周辺の古民家とマツチングして独特の景観を醸し出す。休憩所有。

-km (-分)
9 美保神杜
御祭神はミホツヒメとコトシロヌシの2柱。全国3385社ある「ゑびす様」の総本宮。拝殿は昭和3年(1928)建立。壁や天井がなく、梁がむき出しの入母屋造りで周辺の樹叢との一体感は古代の世界に浸らせてくれる。「福種銭」で御利益倍増を。 トイレ有。


-km (-分)
終点 美保神社前(美保関郵便局前)