「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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石見銀山・往時を偲ぶ銀山街道

平成19年「石見銀山遺跡とその文化的景観」として、世界遺産に登録された大田市。その中で沖泊道は、中世から江戸・明治・大正・昭和期を通して使用された街道です。石見銀山を管理していた大森代官所跡から、宿場町のあった西田集落を経て、生活物資や銀の出入する海の玄関口沖泊港に至る延長約13㎞のコースの一部になります。道中は、緑の木々や昔の街道の趣を感じながら、各所に残る銀山遺跡を巡りながら歩きます。ガイドを予約して説明を聞きながら歩くと面白みが倍増します。
番号:132012
◆コースの概要/距離:5km、所要時間:85分、高低差:50m
◆コースの起点/地名:城上神社、最寄駅:-、最寄のバス停:石見交通 大森・大家線 大森代官所跡、最寄からの距離:0.1km
◆コースの終点/地名:佐毘売山神社、最寄駅:-、最寄のバス停:石見交通 大森・大家線 大森、最寄からの距離:2.5km
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有
◆推奨季節/春・夏・秋
◆その他/-
◆コースに関する問い合わせ先/大田市 観光振興課、電話番号:0854-88-9249





起点 城上神社
ナギや黒松の大木に囲まれた神社は大国主命が祀られ、銀山の安全と繁栄を願ってきた。天井には、三瓶の狩野派絵師、梶谷円隣斎が描いた「鳴き龍」があり、絵の下で拍手を打つと不思議な音が響きます。
0.1km (5分)
1 大森代官所跡
銀の採掘が最盛期だった江戸時代、銀山は天領となり、徳川幕府直轄の代官所が置かれた。跡地には資料館があります。
0.1km (5分)
2 大森の町並み
武家、町家、社寺が立ち並び、かつての鉱山町の雰囲気を残す大森の町並みは、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
1km (10分)
3 銀山橋
銀山街道・鞆ケ浦道の分岐点。山吹城は、標高414mの要害山山頂にある城跡で、戦国時代29年にわたって、小笠原・尼子・毛利氏らが銀山の支配を巡り城の争奪戦を繰り広げました。付近に、清水寺、清水谷製錬所跡などがあります。
1.1km (15分)
4 山吹城登山口
銀山街道・鞆ケ浦道の分岐点。山吹城は、標高414mの要害山山頂にある城跡で、戦国時代29年にわたって、小笠原・尼子・毛利氏らが銀山の支配を巡り城の争奪戦を繰り広げました。付近に、清水寺、清水谷製錬所跡などがあります。
0.4km (10分)
5 清水谷製錬所跡
明治28年(1894)に完成し、最新式の技術を投入して明治期の銀生産を担った大型製錬所の遺跡。周囲には、鉱夫住宅跡、変電所跡、選鉱場跡、トロッコ道などをみることができ、当時の銀生産の様子を今に伝えます。
1.3km (20分)
6 龍源寺間歩
石見銀山には大小あわせて約600箇所の間歩(坑道)が発見されており、龍源寺間歩は大久保間歩に次ぐ大坑道で、昭和17年まで稼働していました。壁面には当時のノミの跡を見ることができます。
1km (20分)
終点 佐毘売山神社
龍源寺間歩の出口からすぐ近く、緑深い山の中腹に佇む。精錬の神「金山彦命」が祀られる。全国一の規模の山神社で現建物は文政2年(1819)に再建されたものです。