「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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球磨川と人吉相良の歴史を訪ねるみち

人吉市は鎌倉時代に相良氏が人吉城を構えて以来、明治維新までその支配下にあり、近世には相良藩2万2000石の城下町として発展しました。日本三急流と称される球磨川河畔の歴史と史跡、文化財を訪ねるみちです。
番号:143002
◆コースの概要/距離:7.7km、所要時間:265分、高低差:30m
◆コースの起点/地名:人吉駅、最寄駅:JR 人吉駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km
◆コースの終点/地名:人吉駅、最寄駅:JR 人吉駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:無、近隣の宿泊:有
◆推奨季節/春・秋
◆その他/-
◆コースに関する問い合わせ先/人吉市役所 観光振興課、電話番号:0966-22-2111





起点 JR人吉駅
八代側に車両基地があり、日本国内で現役唯一の石造車庫(旧人吉機関区。後身の人吉鉄道事業部は2005年(平成17年)3月に熊本鉄道事業部へ統合)があります。ホームにはかつての特急「おおよど」の号車案内が残っています。
0km (10分)
1 からくり時計
人吉城をイメージした「からくり時計」です。人吉城のお殿様が城下見物を行うという物語が、民謡「球磨の六調子」の音楽をアレンジした曲にのせて展開されます。
1km (40分)
2 青井阿蘇神社
大同元年(806年)に創建された人吉球磨を代表する神社です。中世人吉球磨地方の独自性の強い建築様式の中に、彫刻や彩色などにおいては華麗な桃山期の装飾性を取り入れているのが特徴です。平成20年6月に、本殿、廊、幣殿、拝殿、楼門が熊本県で現存するものとしては初めての国宝指定を受けました。
1km (30分)
3 永国寺
1408年に創立されたお寺で、相良家9代前続公の開基により、実底超真和尚が開山されました。以来、現在の住職で40代になります。永国寺は、「幽霊の掛軸」と、西郷隆盛が西南の役で敗れたあと、退陣する際に本営を置いていたことでも有名です。
0.2km (20分)
4 武家蔵
武家屋敷跡で、人吉城跡から移築した堀合門が正面にあります。中に入ると、人吉藩主の休憩所だったという藳葺き屋根の武家屋敷が建っています。
0.2km (30分)
5 焼酎蔵(繊月酒造)
相良家700年の伝統に育まれた米焼酎の醸造蔵で、米・米麹・水だけを原料とする「球磨焼酎」造りを受け継いでいます。代表銘柄の「繊月」は芳醇な香りとまろやかな味わいの焼酎です。案内付きの見学の後、無料試飲もできます。
0.6km (30分)
6 人吉城跡
人吉城は、明治維新まで人吉球磨地方を統治していた相良家の居城で、別名、繊月城といいます。現在は、公園として市民の憩いの場となっており、春には桜、秋には紅葉が楽しめます。平成18年には日本百名城に選ばれており、観光名所のひとつとなっています。
1.2km (20分)
7 くま川下り発船場
日本三急流のひとつ球磨川を木舟で下る、スリル満点のアドベンチャー「球磨川下り」の発船場です。「球磨川下り」は江戸時代、相良氏が参勤交代で使っていたと言われ、流れゆく美しい風景とともに、優雅な殿様気分も満喫できます。
0.6km (20分)
8 観音寺
堂の前には文安5年(1448年)に、天草で奉納された鰐口があります。また、山門付近には「汗かき地蔵」や灯篭型の六地蔵塔なども見られます。
0.6km (20分)
9 願成寺
人吉球磨地方を約700年に渡り治めた相良家の初代藩主が建てた相良家の菩提寺です。裏手には相良家初代からの墓が整然と並んでいます。
0.9km (25分)
10 大信寺
相良家22代藩主が、母を供養するために建てた寺です。日本初の帝王切開による出産が行われたとの伝承も残っています。また、南北朝時代の相良家の武将の影像「地蔵菩薩」を安置した本堂が、向かいに建っています。
1.4km (20分)
終点 JR人吉駅