「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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世界遺産グスクのふるさとのみち

「大城(おおぐすく)は不思議な雰囲気があります。花と緑いっぱいの通りや広場に大の彫刻とシーサーが飾られた風景は別天地のようです。文化の香りがして住んでいる人たちの心の豊かさを感じられる、そんな大城に行くと心が落ち着きほっとできる道です。それは、大城の人たちがまちなみを単に表層的な“景観”と捉えず、その本質を「生活文化総体の空間的表現」と捉えたまちづくりの活動であることが伺えます。
番号:147006
◆コースの概要/距離:2km、所要時間:40分、高低差:10m ◆コースの起点/地名:護佐丸の墓入口(県道146号)、最寄駅:-、最寄のバス停:添石 、最寄からの距離:2.1km ◆コースの終点/地名:中村家住宅駐車場、最寄駅:-、最寄のバス停:石平、最寄からの距離:2.5km ◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:無、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有 ◆推奨季節/春・夏・秋・冬 ◆その他/- ◆コースに関する問い合わせ先/北中城村 企画振興課、電話番号:098-935-2233





起点 護佐丸の墓入口(県道146号)
県道146号線と中城村道が接する所で海の眺望がすばらしい。中城城最後の城主護佐丸公の墓は150m山に入った所にあります。
0.23km (5分)
1 世界文化遺産中城城跡
2,000年に世界遺産登録された「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の中で最も昔の姿をとどめています。城跡散策の距離は約1kmでサブコースに最適。拝観料が要ります。
0.27km (3分)
2 港川人の発見者・沖縄化石研究の魁・大山盛保生誕の地碑
港川人は今から18,000年前の人骨化石で、具志頭村港川の採石場から大山盛保さんによって発見されました。人骨は4~9体で非常に保存がよく、アジアにおける人類のルーツを解明し、日本における旧石器時代研究、沖縄における化石研究に貢献しています。
0.1km (3分)
3 道端の彫刻と壷
花と緑に囲まれた芸術の里づくりを目指す大城集落は、40点近くの彫刻と50点余の陶芸作品が随所に飾られていて、地域全体が野外美術館となっています。
0.25km (3分)
4 アガリヌカー公園
古い井泉や池を整備したミニ公園で、大城喫茶店と名付けられた東屋が県道沿いに建っています。周囲には花咲爺会員によって育てられたランや草花が咲き、植えた植草を食べて育った蛹から羽化したオオゴマダラやツマベニ蝶が飛び回る別天地です。
0.15km (4分)
5 チブカー庭苑
集落最古の井泉をミニ公園として整備。近くには大城・荻道集落発祥の地チュンナー屋敷があります。この井戸を含め、10の共同井戸が「荻道・大城の湧水群」として平成の名水百選に選ばれています。
0.04km (4分)
6 ヒ―ジャーガー公園
飲料水として使われた井泉を中心に遊び場と東屋が配置されています。園内に植えられたサガリバナの木は夏の夜に芳香を放って咲き、花見の宴も開かれます。
0.2km (1分)
7 シーサー群像
北中城村文化協会の陶芸部員で組織する「シーサーで景観を創る会」により14体のシーサーが設置されています。
0.12km (4分)
8 荻堂貝塚の碑
3,500年前、縄文時代後期の貝塚で国指定史跡。1904年鳥居龍蔵が発見、1919年松村瞭が発掘を行った。碑は貝塚から離れた民家の入口近くに建てられています。
0.27km (5分)
9 荻道区の歌碑
荻道・大城へ行く道はとても高い坂であるという掛け合いが歌い込まれた挽物口説の歌碑。沖縄で有名な民謡です。
0.13km (2分)
10 前ヌ安里の道(メーヌモー前の道)
屋敷林の巨木と石垣が調和し、昔の沖縄の佇まいを感じることができる道。石垣の西側の角の上には梵字の碑がある。ここは北中城村における景観美化促進運動のモデルになった場所です。
0.21km (1分)
11 大城公民館
沖縄の伝統的な建築様式を取り入れて建てられた芸術的な公民館。回廊にはベンチが置かれ、自由に休むことができます。公民館の門と前庭、隣接する広場には多くの彫刻やシーサーが飾られています。
0.04km (5分)
終点 中村家住宅駐車場
国指定重要文化財で約300年前に建てられた沖縄を代表する民家。拝観料がいります。